REFLECTとは

REFLECTは、「学び続ける教育者のための協会」の英語名、”REFlective LEarning Community for Teaching”の略称です。学校や大学、企業、病院など、様々な場所や形で教育に携わる方々の支援とネットワークの構築を目指して2015年4月に設立いたしました。

教育者の役割は時代とともに変化するのが常ですが、近年では特に、知識をわかりやすく伝達するスキルから、学習者本人の意欲を引き出し、学習者の主体的で継続的な学びを促すスキルへと重視されるポイントが大きくシフトしてきていると言えます。そして、このような変化は、学習者にリフレクションを促すことや、理論と実践を往還する教育プログラムをデザインすることなど、教える内容に左右されにくい、あらゆる分野の教育者に共通する課題を提起しています。

本協会は、こうした背景を受け、学習者が自らの経験から学びを紡ぎ、専門的な概念や理論の理解までたどり着くための支援を行う教育者の役割やスキルについて、分野の垣根を越えて議論し、支援し合うネットワークの構築を目的としています。経験からの学びに不可欠であるリフレクションや、学習者の意欲やスキルを引き出すコーチング、問題解決能力の発達に寄与するファシリテーションなどの理論や手法に関するワークショップや研修を提供するほか、多分野の教育者同士のネットワークを育むことを目的とした実践報告会なども開催いたします。さらに、上述のようなスキルを身につけた教育者を養成する立場にある方々に対しても、独自にデザインしたワークショップや研修を提供します。最後に、こうした教育者のスキルや発達に関する学術書の出版および教材の開発を行って参ります。

すべての分野において、「教える内容」が重要であることは間違いありません。しかし、その内容ができるかぎり確実に学習者に定着するようにしたいと望めば、学習者の「学び続ける」姿勢を促すことに関する様々な理論や手法が重要となります。また、技術の進歩に伴い、新しい知識が次々と誕生するような分野では、教育者が教え続けるよりも、学習者自身が「学び続ける」姿勢を身につけられるように促す方が現実的である場合もあります。つまり、「学び続ける」学習者を育てるために、「学び続ける」姿勢を促すことに関する様々な知識やスキルを、教育者もまた「学び続ける」必要性が生じているのです。

本協会が、様々な分野で活躍する「学び続ける」教育者の方々の一助をなすことができれば幸いです。

2015年4月27日
学び続ける教育者のための協会 (REFLECT)
発起人一同

REFLECTにできること

  • ❶ リフレクションを中心とした情報の提供および収集
  • ❹ プログラム開発などのサポート(機関・個人向け)
  • ❷ ワークショップ・実践報告会の開催(会員・一般向け)
  • ❺ 出版・教材開発
  • ❸ 研修の提供(機関・個人向け)
  • ❻ 調査研究活動 など
  • WORKSHOP
  • SUPPORT
  • NETWORK

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